心療内科のカウンセリングを受けよう|心を軽くする治療

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薬以外の治療法

笑顔の女性

心の専門機関は何をするの

平成27年12月より、50人以上の従業員を抱える企業ではストレスチェックが義務化されるなど、メンタルヘルスへの注目が集まっています。また、自閉症スペクトラム障害などの発達障害の存在が明らかになってきたこともあり、心療内科、精神科などの専門の医療機関へ受診される方も増えています。では、実際に心療内科などの専門機関を受診すると何が行われるのでしょうか。心療内科では、医師が来院した患者への診察を行う中で症状を把握し、診断を行います。そして、診断に合わせた治療法を選択することになります。現在の治療では、主に症状に合わせた薬物療法が行われます。つまり、「気持ちが沈んでやる気が出ない」「不安で仕方がない」「夜が眠れない」など、患者の悩み(症状)を改善することに繋がる薬を処方するという事になります。薬物療法は、比較的素早く、直接的に症状の改善に繋がるため有効な治療法です。しかし、人によっては、薬物療法のみでは十分に症状が改善しないこともあります。あるいは、症状は改善したものの悩みが晴れない状態にいる人もいます。そのような場合の、治療法の選択肢の一つとして専門家による「カウンセリング」があります。

話して考えてみる

カウンセリングには様々な方法がありますが、主となる共通する事柄としては、患者の悩みを専門家に話しながら自分の気持ちや行動を振り返り、問題解決に繋がるあり方を検討するというものです。特に悩みが強い時は、現在の自分の状態を把握することが難しくなっている場合が多いため、話すことで客観的に自分の状態を振り返ることができ、より状況に見合った判断を行うことが出来るようになります。専門家は、患者の話を聞きながら気持ちに共感したり、状況を整理したり、あるいは症状に合わせた対処法について共に検討することを行います。カウンセリングの代表的な方法としては、近年は「うつ」や「不安」に対して効果的であることが実証されている認知行動療法を用いる医療機関が増えています。認知行動療法では、自らを苦しめていたり、不自由にさせたり考え方や行動の仕方を捉えて、より本人が納得できる柔軟なあり方を検討し、実践するための方法を練習します。カウンセリングは、時に薬物療法で十分な効果が得られなかった方に対して有効な治療法と成り得るため、心療内科など実施されている専門機関が増えてきています。